切削加工中に刃先が欠けてしまうことがあります。
このような現象をチッピングといいます。

チッピングが起きたままにしておくと、機械が停止する恐れもあるので早めの対処が必要で
す。
チッピングが生じる原因には以下のことが考えられます。
● 材料に合った工具を使用していない
● 切削条件が工具に合っていないため、刃先への負荷が大きい
● 機械への取り付けが甘い
● 構成刃先が発生している

切削加工が問題なくできるよう、対策を取りましょう。
靭性に優れた特性を持つ工具や構成刃先が生じにくい材質のものを選ぶ方法が効果的です。
また大きすぎる負荷への対策には、送り量を減らしたり切削速度を遅くしたりなど、切削条件を見直します。
機械を作動する前には、工具がぐらぐらしていないか、正確に取り付けができているのかをチェックしましょう。