
お知らせ&トピックス
切削工具の摩耗|熱亀裂
コラム

熱亀裂は、フライス盤で発生しやすい工具の摩耗です。
サーマルクラックとも呼ばれています。
切削時の温度変化による膨張と収縮が熱亀裂の原因の1つです。
刃先に負荷がかかった状態で、切削を続けていると割れが発生します。
始めは小さなひび割れでも、作業を続けているうちに刃先が欠けてしまうのです。
刃先と材料が接触したり離れたりを繰り返す断続加工でも、熱加工は発生しやすいと言われています。
切削時の衝撃に耐えられるよう靭性に優れた工具を選択したり、負荷を軽減するために切削速度や送り量を下げたりなどの対策が効果的でしょう。