旋盤で切削をする際には、どれぐらいの速さで、加工物に刃先をどれくらい当てるのかなどを加工する物に対して調整していく必要があります。
調整の加減により、仕上がりの精度や工具の摩耗が大きく異なるのです。
調整が求められる項目を切削条件と言います。

「切削速度」は、どれくらいのスピードで切削するのかを表現したものです。

切削速度が上がると、作業中に熱が発生しやすく工具に強い負荷がかかってしまいます。
一方で切削速度を遅くすることで、刃先への負荷は軽減されますが、加工面に粗さが出やすくなるデメリットも。
刃先への負荷と精度のバランスを見て、「ちょうどよい速度」を見極めるようにしましょう。